存在感のある医師 求人
年齢差別も人種差別や性差別などと同様、人権侵害である、という考え方にスッと馴染めるのであれば、エイジフリーの世界はバラ色だ。
しかし、エイジフリーはどうも日本社会の基礎にある「長幼の序」や「先輩・後輩」「目上・目下」といった考え方と相容れないなあヽ違和感があるなあヽと感じられるならヽキレイなバラのトゲに刺されてMいるのかもしれない。
エイジフリー社会は、誰もが活き活きと、その能力を最大限に発揮しながら、いつまでも働ける、上下関係のないパラダイスーかもしれないが、それは見方を変えれば、解雇がより頻繁に行われ、「能力主義」の名の下に上司が思うままに権限を振るい、先輩も後輩もなく競争する、「いつでも無礼講」の殺伐とした地獄でもあるのだ。
今後の政策を考えていく上でも、エイジフリーにこの2つの側面があることを忘れてはならない。
この点を十分踏まえて、次では今後のエイジフリー政策のあり方を具体的に検討してみることにしよう。
エイジフリー政策のあり方ここまでの検討で、エイジフリー社会は結構大変な社会になりうるということがわかってきた。
エイジフリー政策をそのまま推し進めていくと、これまでの日本社会のあり方が大きく変わる可能性がある。
解雇がより頻繁になされる、年上・年下という上下関係のない世界がやってくるのだ。
そのような社会が本当にやってくるのか、やってくるとしたらそれにどう備えればいいのか。
そこが気になるところだが、これについてはここのまとめとして次で考えることにして、その前にここでは、現時点でのエイジフリー政策について、私なりの考え方を示しておこう。
前ではちょっと大ぶろしきを広げすぎたので……ではなくて、より根本的な問題を大局的かつ長期的な観点から考察するという感じになったので、ここでは少し、現行の定年制や募集・採用時の年齢制限に関する法規制について具体的な批判と提言をしてみようと思う。
定年制をどうするか結論からいえば、定年制については現状維持でよい。
少なくとも、今すぐ違法だとか定年制廃止だとかいう方向に持っていく必要はないだろう。
高年齢煮雇用安定法の枠組み、すなわち、定年年齢を60歳以上にすること、65歳までの雇用確保措置を講じること、という2段階の規制を維持すればよいのではないだろうか。
仮に定年制が違法としたらなにが起きるか、と考えてみると、現時点では定年制がなくなることによるマイナスの方が大きいように思われる。
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